新井康平

日記を1000日書いてわかったこと

つい昨日、毎日書いてる日記が1000日になりました。

なので、わかったことを書きたいと思います。それは、、

現実はすぐには変わらない。だけど、ちょっとずつなら変わる。

です。

この「毎日日記を書く」は、もう一度アメリカに帰って大学を卒業しようと決めた時から始めたことです。当時は自分の思い通りの生活をアメリカで送ることが出来なくてやさぐれてました。

日本に帰って、どうするのがベストかなと考えていたのですが、機会が与えられてること、そして何よりこのままじゃ終われないので、もう一度帰ることに決めました。

それから、前回の反省を踏まえどうしたら自分が思い描くような生活を送ることが出来るのか考えました。ヒントになったのは路上シンガーの宮崎奈穂子さんの路上から武道館へです。

この本では生い立ちをはじめ、路上シンガーになった経緯、当時の心境、そして武道館でライブをするまでの道のりが綴られてました。この本を読んで「あーー、こういう風にちょっとずつ進めばいいんだ」と思いました。

そして、飽き性なのと自分に甘い性格を考えて、どうにかしてこのちょっとずつ進むを実現しなくてはと思いついたのが、毎日日記を書くことだったのです。

最初はとりあえず2週間続けることを目標にしました。そして、2週間を達成したら2ヶ月が目標になりました。2ヶ月を目標にしたのは新しいことが習慣になるには2ヶ月かかると読んだからです。

どこかにでかけたり、落ち込んだりして何日か書かなかったときもとりあえず、適当にその日あったことを書いてました。あとからまとめて書くこともありました。今考えるとまとめて書くことは別に悪いことではないと思います。

そうやってのらりくらり続けてきた日記が1000日になりました。特に1000日を目標にしてきたわけではないですが、桁が変わるのは感慨深いです。

始めた当時思い描いたのは、友達がいて、英語を話して、プログラミングの仕事をしている生活でした。今の生活はあの時思い描いていたものに近いです。全部叶っています。

ここまで来ての感想は、「随分かかったな〜」です。本来だったら、英語と友達は1年で達成されるはずでした。プログラミングの仕事も2年で達成できると思っていました。

大体自分のかかると思った時間の5倍の時間がかかってます。

日記を書き始めた当初は200日くらいで変わるんじゃないと適当に思ってました。全然そんなことなかったです。

この1000日を振り返ると冒頭の「現実はすぐには変わらない。だけど、ちょっとずつなら変わる」にまとめられます。


さて、思い描いていた生活を手に入れた自分は、目標を見失ってしまったのでしょうか?

そんなことはありません。

出来ることが増えれば、出来るようになりたいことがさらに増えました。会話のスキル、仕事のこと、そして未来のこと。1000日前に思い描いていたほどクリアなものではありませんが、それでも確かに変えていきたいことはまだまだたくさんあります。

つい先ほどもまだまだだなと感じることがありました。

振り返るのは今日だけにして、また今日から新しい未来へ向けて歩みを進めたいと思います。決意表明ほどしっかりしたものではありませんが、今感じてることを書きたくて書きました。

願わくば 1000日後の自分も振り返る余裕があることを。

2016.08.14 Kohei Arai

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Kohei Arai
シリコンバレーで働くエンジニア。
17で渡米。アメリカの大学でコンピュータサイエンス学士を取得。
Twitterは@koheiarai94